インド一人旅6日目
ナマステー
相変わらずマクロードガンジの宿で
朝起きた瞬間のこの光景が素敵すぎる
毎日登り続けたこの階段も今日が最後
地味つらかったけどそれもいい思い出
マクロードガンジにはわんちゃんがいっぱいいる
野良なのか飼い犬なのかは最後までよくわからなかったけど
あたし最近、東南アジア回ってて気づいたのですが
犬の性格って
その土地の人に似てるの
だからデリーとかにいる犬はまじで怖いけど
ブータンやミャンマー
そしてここマクロードガンジにいる犬は
不思議と
穏やかで優しいんですよね。
飼い主に似るとゆうか
その土地柄をもっとも素直に表してくれる
今日はマクロードガンジ最終日
あっとゆうまだったけど
今回の旅のメイン
チベット亡命政府のあるマクロードガンジに
来て、見て、彼らとお話しして
ここで感じたことをまとめたいと思います
山の中にあるこの町はこんな感じで
段々畑みたいに家が建ってる
インドではありますが、インド人、チベット人
そしてネパール人、ブータン人など
色んな人が暮らしてる町
CafeBhutan
たくさんCafeあるけどみんなおしゃ
安定のMOMO
チベットが亡命してきてから
このマクロードガンジに建てられたチベット寺院が
街中に、小さいけれどあります
一番大きいのは
やはりダライ・ラマの住む
ツクラカン・コンプレックス
Tsuglagkhang
ここはチベット亡命政府の拠点で
ガンデンポタンとも言われます
あたしここで初めてみたのですが
チベットの雪山獅子旗がたくさん掲げられてた!
ダライ・ラマが独立宣言した時に
チベットの国旗として採用された旗
今はチベットではこれは掲げたくても
掲げられない状態
チベットの文化
ラダックやブータン
色んな場所で感じてきたけれども
この雪山獅子旗が掲げられてるのは初めて見た
ツクラカンの周りには
たくさんのチベタンたち
ただ野菜を売ってる人
それを買う人
こうゆう町の風景
好きだなぁ
ツクラカンの中には
ゴンパ
ダライ・ラマの公邸
そして、チベット博物館があります
入ると最初にあるのがこの看板
彼はダライ・ラマ14世の生まれわかりとされた
パンチェン・ラマ11世
しかしダライ・ラマが彼を任命した3日後
彼は中国に拉致されてしまい
その後、消息不明。。。
本当に恐ろしい事態。
中国は彼を保護しただけだとゆう風には認めているようですが
結局その後消息不明
その先には、チベット博物館があります
ここ、本当に
胸が苦しくなる
でも、マクロードガンジに来たら必ず
行かなければいけない場所
入場は無料
一応入り口にはDonationの箱あり
中には中国に弾圧された光景
昔のチベット
チベットからインドまで亡命してくる道中の写真など
様々なものが飾られています
ここにはとても載せられないような
辛い写真もたくさんありました。
こんなに写真とか資料とかが
たくさんあることにも、驚いた
チベットでは決してこんなの表に出せないようなものが
たくさんあった
正直、わたしは海外で生活するまで
「チベットは中国に弾圧されていて大変」
みたいな、本当にお恥ずかしい話ですが
ざっくりそれぐらいしか知りませんでした。
何か大変なことが起きていることは知っていたけど
その背景とか、具体的に今どうなっているとかは
全然知らなかった
海外に出てみて色々学んでいくうちに
中国がチベットの土地を支配しようとし
彼らを弾圧し、宗教的な自由を奪い
尋常じゃない数のチベット人を殺害し
本当に卑劣な方法で今も支配を続けていること
そしてチベット人はそれでも彼らへの抵抗を続け
生き残りをかけてダライラマは
インドに亡命し
それについでたくさんのチベット人が
命がけで、ヒマラヤを越えて
ここインドのマクロードガンジに亡命してきていることを知った。
今でも、この土地を求めて
毎年チベットから1000人以上が渡ってきているという。
1950年に口火を切って以降
中国はチベットの弾圧を続けていて
チベットにあった95%もの僧院を破壊し
チベット人の敬虔な仏教徒としての社会を壊し
今まで、120万人以上の犠牲者を出してきていると言われています
何かにつけて逮捕し、遊牧民に必要な道具を持っていたら逮捕
宗教活動をしていたら逮捕
多くの無罪の人を苦しめて
かつ彼らを大変な飢餓状態に陥らせ
1つの村自体が消滅してしまった場所もあったそう
彼らは、怒り苦しみひたすら中国からの独立を望んできたけれども
中国は一貫して
もともと農奴制だったチベットを解放してあげただけだと主張し
今までの残虐な行為は認めないし侵略を続けていく。
本当に、辛いです。
あたしは正直
中国から受け続けている残虐な行為を見て
「よく、チベットの人は戦い続けることが出来るなぁ。。」
と、思ってしまった。
そう
あまりにもひどくて
もう、見てるあたしの心が折れそうになった
降伏してしまいそうになる
それでも、それでも
彼らはチベット人としての誇りを持ち続け
この文化を継承していくために
今も強い気持ちで
非暴力による抵抗運動を続けている
彼らの敬虔なチベット人としての誇り
そして気持ちの強さに、本当に胸が打たれます。
中国による弾圧は、なんとなく一昔前の話のような
ぼんやりとしたイメージを持ってしまっていましたが
今も日々チベット人の文化は
消滅させられかけていて
チベットからは年間2000人以上が亡命を続けていることも初めて知った
このチベット博物館ではその旅路
チベットからヒマラヤをこえて
ここにたどり着くまでの20日間の様子などが
映像に収められてる
こんな感じで毎日2本映画が上映されてて
それぞれテーマにそった映像を観れる
衝撃的な映像もありますが
本当に、なぜこんなに強い気持ちで
生きていられるのか
そして、彼らは何も悪いことしてないのに
なぜこんなにも苦しめられなければいけないのか
色々考えさせられます
英語ですが、なんとなくわかるので
マクロードガンジにきたらぜひ
見てみてください
あたしは結局毎日通って3本も見ちゃいました。笑
そして、何より
今まで、こんなに苦しい思いをしてきたチベット人
そして今も中国からの支配により
文化が消滅させられる危機と戦っている彼らですが
そんな彼らの背景を知った上で
ここマクロードガンジにいるチベット人に会うと
もう、本当に涙でそうになります
あたし、来るまでは
もうすこし悲壮感があったり
辛い顔をしているのかと勝手に思っていたのですが
ここにいる
チベットの人たち
みんな、すごく明るいんです!
とっても気さくな人が多くて
道ですれ違ったら、笑顔で会釈してくれるし
気軽に向こうから話しかけてくれるし
すぐ顔を覚えてくれて次の日にはお友達みたいな感じ
一緒にお茶飲んだり
携帯ショップにSIM買いに行ったりもした笑
そして彼らの笑顔からは
優しさがにじみ出てる
笑顔が眩しい!
とっても笑顔が素敵なチベタンたちが
ここインドの土地で
元気に暮らしていられる
その一面を見れただけであたしは本当に嬉しかった
まだまだ彼らの独立への願いは続いていくのですが
ここでこんなに素敵な笑顔で
暮らしている彼らに
逆にあたしが励まされてしまった
みんな、自分の足でヒマラヤを越えて
こんな場所まで逃げてきているのに
全くそんな過去を感じさせない
なんだかものすごく穏やかで明るい人たちだった
彼らに元気をもらった分
あたしもこの問題をもっと学ばなければいけないし
世に発信して、日本人にも一人でも多くまずは知ることから始めてもらおうと思った。
最近の中国はアメとムチでチベットに対して
食料供給したり、それでいてチベット語は禁止して
中国語教育を強制したり
青銅鉄道を作ってインフラを整えたかのように見せているけど
チベタンたちはそんなこと全く望んでなくて
中国とつながる道ができてしまうことを
「聖地が破壊される」と非難している
これから、チベットの文化はどんどん失われていく一方だと予想されている
私はできる限り早くチベットに行きたいし
とにかく、ちょっと現実的には
今は厳しいけれども
チベットが中国から独立出来る日がやってくること
亡命したチベット人たちが
国に戻って、自由に生活出来る日がくることを
切に願います
ツクラカンの建物内ではチベット僧が暮らしていて
普通におしゃべりしてたり
お庭で遊んでいたり
そしてこの周りにはぐるっと一周
歩いて30分ぐらい
ずーっとマニ車やルンタがいっぱいある場所があります
大好きなルンタですが
これも、なんだか今回は
すこし複雑な気持ちと
これを掲げることができるこの土地を与えてくれた
インドに、なんとなくあたしも、感謝。
ぜんぜん話は飛びますが意外だったのが
マクロードガンジで暮らしている
チベット僧ではないその辺の人に
「ダライ・ラマにあったことあるー?」
と聞くと、100%でみんな
「あったことない」
と。
えーーー!
そうなんだ
ここで暮らしている人でもふらっと
会ったり、とかはないらしい
まぁ、そりゃそうか。
話を聞きたかったらダライ・ラマの説法を聞きに行ったらいいよ
と教えてもらった
それは予約をすれば以外と簡単にいけるらしい
ちょうど今、2月12日にここにマクロードガンジに戻ってきた
ってゆう話だったので
ふらっと会えたら嬉しいなーと思ってましたが
まぁそんなことはなく。
でも今回は、彼に会うことは諦めていたのですが
もうダライ・ラマも81歳
元気にお話し出来ているうちに
いつかもう一度ここにきて
お会いしたいなあと思った。
そして、あたしは勝手にダライ・ラマが亡くなってしまったら
みんなの心の支えみたいなのがなくなってしまって
大丈夫かなぁ。。。
みたいな無知ながらのお節介な心配をしていましたが
みんな、大丈夫
大事なことは受け継がれているし
僕たちは彼がいなくなってしまったとしても
チベットの文化を繋いでいくことを忘れないよ、笑顔でゆっていた。
大変長くなりましたが
とにかく、私は
まずはこの事態が日本から程遠くない場所で
今も起こっている問題であることを
知ることが大切で
自分に出来ることが何かあるのかはまだちょっとよくわからないけど
彼らの笑顔、文化があたしはとても好きなので
本当に1日も早く
彼らが平和に自分の土地で生活できて
チベット文化がこれからも穏やかに引き継がれていくことを願います
ありがとうマクロードガンジ
次はインドのブルーシティーこと
ジョードプルへ向かいます
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