まままままみをの海外進出

ラルンガルゴンパへの道②成都から炉霍县へ!お坊さんとランチ

6月24日続き

成都でガンズ行きのバスチケットを買った後に
チベット人街で買い物していたら
たまたまラサから来たチベット人
ソーさんに出会った話。

彼に私たちラルンガルゴンパに行きたいんだ!!

と、伝えたところ
ついておいで!

チベタンのドライバーたちが集まるエリアに
連れて行ってくれた。



そこにいたドライバーたちに彼が色々と交渉してくれた

・彼女たちは日本人だ
・公安に見つかったら捕まって成都に返されてしまう
・仏教の勉強をしにラルガルゴンパに行きたいそうなので
なんとか公安に見つからないように
連れて行ってくれないか

と。

そしてドライバーの回答はこうだった

「オッケーオッケー!
俺が成都から色達まで連れてってやるよ!」

と。

成都から色達まで
私たちは一人400元(約6700円)とゆう事だった

え、こんなに簡単に
色達まで連れてってくれる
ドライバーさんに出会えちゃっていいの?!

ラッキーすぎ

とか思いながら

でも、私たちの問題は公安

検問をうまくすり抜ける必要がある

一瞬この話に乗りそうになった後にもう一度

「色達には検問はないの?
検問にかからないように、私たちを連れてって欲しいんだけど
本当に大丈夫かな?」

とお願いしたところ

「う〜〜ん。それは日によるね。
大体は、大丈夫!
大体は大丈夫だけど
時には検問がやってる日もある。。
絶対大丈夫!とは言えないけど
多分。大丈夫。」
と・・・

多分、じゃダメなんだ
うちらはこれが最初で最後だと思って
来ているのでそれじゃ、ちょっと不安なんだ。。

なんとかならないかな?
と再度ソーさんにお願いしたら色んなことを聞いてくれた

・色達とワンダでは検問がやっている可能性がある
・多分大丈夫。特に日曜日は検問やってる可能性は低い
・ただし絶対じゃない。
・とりあえず俺たちはワンダを通過して色達に向かう予定
ワンダは避けられないけど、それでもいい?

う〜〜ん

私たちは前情報では
色達は最近かなり検問厳しいけど
その前にワンダでバス下ろされてる人の情報もあったから
最近はワンダの検問も厳しくなって来ているんじゃないか?

っと思っててワンダにもビビってた。

色達もワンダも通らない別の道はないものだろうか。。。

このドライバーさんにかけて
とにかく行ってみるか

この話に乗るべきか

まずは今日買ったチケットでガンズまでバスで行くべきか

すごく悩んだ。

スゴーーーク悩んだ。

この決断が多分今回の旅の
明暗を分ける事になるだろうことは
私もエミレーツも痛いほど分かってたから。。

かなり長時間悩んでいたので
その間、ソーさんも色んな友達に
電話をしてくれて
なんとかこの子たちを
色達に連れて行ってくれないか?と
色んな人に相談してくれてた

すると、もう1つ別の選択肢が出て来た

「Luhuo(炉霍县)とゆう街に行くと
私の友達がいるので
そこからは私の友達があなた達をサポートします」

と。

え!なにそれ!
ルーホーってどこ?
なにそれ?!

自分たちとしては成都からガンズかワンダに行って
そこからラルンガルゴンパを目指すイメージだったけど
ルーホーとゆう名前は知らなかった。

その場で調べたところ場所はここ

普通に、通り道だった!笑
炉霍は中国語読みでルーホーとかルーホゥ
チベット語ではダンゴとかタンゴとかって呼んでいたっぽい?

ここの街にソーさんの友人がいて
彼が助けてあげるから
そこまで行ってみたら?と。

成都から炉霍(ルーホー)まで350元(約5800円)

そこからラルンガルゴンパまでは
友人が40元で連れてってくれると。

うう〜〜〜〜〜ん。。。。

選択肢が色々ありすぎて
相当迷った

でも、もう、ここはこの出会いに感謝して
ソーさんの友人に託して
かけてみるしかないかなって

私とエミレーツは合意し
この一旦ルーホーの街まで行って
そこから車を乗り換えるとゆう道で

行ってみる事にした!!!

よし、それで行こう!

って決めた頃にはもう
手は変な汗出てるし
どの道を選ぶかで自分たちの旅が左右されるかと思うと
とんでもなく緊迫して

交渉を終えた時には
軽く息切れしてた。。。笑

緊張の糸を解きほぐしてくれるかのように
ソーテンさんが
「次は、ラサに遊びに来てね!
そのときは僕が案内するからね!」

と言ってくれて

突然出会った私たち二人に
何時間も付き合ってくれて
ラルンガルゴンパへ連れてってくれる車を探してくれた

ソーさんにもう
頭が上がらない!!

優しさは、巡る。
ってこの時思った

とある日本の大学教授の方が
チベットにスキャナーをプレゼントし
プレゼントしてもらったチベット人が
今後はお礼に、私たちに優しくしてくれて
ラルンガルゴンパへの車探しに協力してくれた

今度は、私たちがこの感謝を
誰かに伝えて恩返しする番だって思った。

そしてソーさんと、ドライバーの人と
WeChatで連絡先交換して

朝3:50にここを出発するから
朝3:30にここに集合な!

と約束して別れた。

もう気がついたら18時すぎだった。

この後ジンリに行って
まずは気持ちを落ち着けようと、晩御飯

ラルンガルゴンパへ行けるかは
本当に運次第だと思ってたけど

まずは最高のスタートを切れて
かなりラルンガルゴンパが近づいて来た事に
感動して興奮しまくっていた最中

出て来たビールは
ラサビール!!!

ラサビールってなにーーー!!
もう、行ける気しかしない!!

自分たちの強運に
舞い上がりまくった始まりの夜。笑

さてそこから急いで宿に戻って支度して

今日チベット人街で買い物した服を
並べて、ニヤニヤ。笑

そして今日
成都からガンズ行きのバスチケットを買っちゃってたけど
それはやめて、チャータータクシーで
行く事にしたのでこのチケットは無駄になってしまった

宿に人にこれを託す事にした
「もし明日の10時、ガンズに行きたいとゆう人が
現れたらぜひこのチケットを譲ってあげてください」と。

このチケットが誰かの手に渡って
また新たな奇跡が生まれることを願って

そしていよいよ
25日AM3:00 宿出発

3:30にチベット人街の待ち合わせた場所に集合して
車に乗り込んだ。

どんな旅が始まるのか
ワクワクしてたけど
車は意外にも
相当に過酷なものだった

車はSUVなんだけど
運転席にドライバー
助手席に一番位の高そうなお坊さん
2列目にお坊さん二人と、一人ジャケットを着たイケメンチベット人

そして3列目に
私達二人と
めちゃくちゃタバコ臭いおっさん

とゆう訳のわからないパーティーで
8人ぎゅうぎゅう詰めで
車は朝4時真っ暗な中、走り出した

荷物は荷台に乗せられて
雨に当たりまくってる
ちゃんとザックカバーしておくべきだった。。。と
何度も後悔した

それでも中はかなりの荷物で狭いしキツキツで
まっすぐ座れなくて寄りかかるスペースもないし
車内は過酷だったけど

私たちの心を晴れさせてくれたのは
お坊さんだった

まず、そもそも
「お坊さんとドライブしてる」ってゆう事実だけで
すごいことなんだけど笑

トイレ休憩から帰ってくると
お坊さんがさらっと私たちに

レッドブルとお煎餅くれた!!!涙

お坊さんがね、レッドブルくれたの!!

そのあとも休憩のたびに
お水買って来てくれたり
お菓子くれたり
お坊さん、、、ありがとう!!

ようやく明るくなって来て
お昼休憩

人生初、お坊さんとランチ!笑

言葉はなかなか通じないけど
中国語翻訳アプリとかをなんとか
駆使してなんとなくコミュニケーション
お坊さんはお肉は食べないので
野菜のみだけど

野菜が美味しいんだこれ!

この荷台に大荷物積んで
お坊さんとドライブとゆう
なんとも不思議な体験。w

トイレ休憩とかは車から降りて
みんな自由にその辺に座ったり
お坊さんも写メ撮ったり

なんとも素敵な体験だった

お坊さんをこっそり観察すると
WeChatやったりSNS見たりしてて
可愛いなーと思ってたら、かたや助手席のお坊さんは
ずーーーっとマニ車を回していた!!すごい。

そして長くなりましたが
ようやく25日
PM15:30

成都から約11時間半
炉霍ルーホーの街に到着!!!!

お世話になったお坊さん達とグッバイし
次はソーさんの友人とゆう方
(ここではドライバーBと名付けます)
と合流。

私たちはこのあと
ルーホーで一泊するのか
このままラルンガルゴンパに向かうのか
全く分からず
ただ、言われるがままに車に乗り込んだ。

このソーさんの友人
ドライバーBは
一切英語が通じなかったけど

しばらく進むと
ドライバーBの仲間たちがぞろぞろと現れた
(今回の旅は登場人物が多すぎて、書ききれないw)

その友達の中に一人
英語を話せる人がいて彼がゆっていた内容は

・お前達は外国人だからラルンガルゴンパに
行こうとすると途中の道で公安に捕まるのでいけない
・でも俺たちなら検問のない、公安に捕まらずに行ける
秘密の道を知ってるからそこを通って
お前達をラルンガルゴンパに連れて行ける
・色達もワンダも通らずにラルンガルゴンパに行く道がある
・ただ、普通の道ではないので値段は
1台1000元だ!と。(約16500円)

1000元だと?!
フザケンナ!高すぎる!

と、反発しましたが

「そうか。それならば、普通のタクシーに頼めばいい。
ただし検問に捕まるかもしれないぞ。」

うわーー。。。。まじか。

彼らは本当に特別のルートを知っているっぽくて
うちらはもう彼らに頼むしかないので
完全に、交渉の余地なし
超強気。

今までのドライバーとかは「多分、大丈夫だよ」
ってゆってくれてたのに
この人は逆で
「普通に行ったらお前ら捕まるよ。だからこの車に乗った方がいいぜ?」
って感じで軽く脅しみたいに聞こえてくるw

またしても、超悩んだ

ルーホーからラルンガルゴンパまで
1000元ってありえない。
しかもワンダも色達も通らない道なんて
そんなの地図に乗ってないし!
そんな道あるの?!

地図ではルーホーからはこの水色かピンクの
2本の道しか見当たらない

でも、彼らは私たちを
「必ず検問に捕まらずにラルンガルゴンパに連れてってやる」
と言ってくれている

さらには
「ラルンガルゴンパに宿泊できるように
ホテルか尼さんに交渉もしてあげるよ」
と。

おおお、それは熱い!!

その一言が決め手になり
結局彼らにお願いすることにした

「ただし、もし私たちが途中で検問に捕まって
もしラルンガルゴンパに辿り着けなかったら
1000元はなしね!」

と、伝えると

「もちろんそれはOKだ。
でもラルンガルゴンパ内でお前達が勝手に
公安に捕まったとしても、それは俺らの責任じゃないぞ。
ラルンガルゴンパの中には俺たちと同じような
普通の服を着た、私服警官がいるから気をつけろよ」

と。

私たちはもうお金は気にしないって決めてた。
どれだけお金がかかっても
ボッタクられてると分かってても
とにかく、どうしても

ラルンガルゴンパに行きたかったんだ。

交渉の末
(交渉の余地なしだったけどw)

私たち二人を1000元で
ルーホーからラルンガルゴンパに連れてってくれて
うちらの宿も確保してくれることが条件
とゆうことで手を打った。

25日16時
彼らの言ってることが本当なのか
はたまた完全にぼったくられているのか
よく分からないけど
とにかくこれにかけることにして

ルーホーの街を出発

続く



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