6月25日
AM4:00に成都を出発し
15:30 炉霍ルーホーに到着し車を乗り換え
16:00 炉霍ルーホーを出発し
ついに我々はラルンガルゴンパを目指す。。。
ついにとゆうけれどもまだ成都をでて
約12時間
こんなにあっとゆう間に
ラルンガルゴンパにつけちゃっていいの?!
ってゆう拍子抜け感と共に
車は動きだした
ルーホーで交渉した時に確かに
「ワンダも色達も通らない、検問のない道がある」
と言っていた
でも、そんな道知らない
そんな道は地図に載ってないからありえない。
って思ってた。
って思ってた。。
でも、かけてみるしかないから自分たちの
英語の聞き間違えではないことを願って
進んで行くと
確かにGPSは
むむむ?笑
確かに色達も、扇達も通らない
自分たちが一体どこにいて
どこに向かっているのか
この道がどこに続いているのか
全く分からなかったけど
ただドライバーBが
とっても陽気で
うちらにお菓子をくれたり
色んな絶景ポイントを教えてくれたりして
絶対みんなが知らないような
山道をひたすらドライブして
ここまでずっと緊張してたうちらは
検問に捕まるかもしれない恐怖から
なぜか、ラルンを目前に解放されて
楽しいひと時を過ごしたことは間違いない。
この第三のルートは本当に
地元の人だけが通る道みたいで
ガタガタな部分も多いけど
これからラルンガルゴンパに向かうんだ
ってゆう緊張感は一気に消えて
山の中にいるおかげで
検問をすり抜けられたのかとか
よく分からないけど
ずーっとおしゃべりして
気がついたら・・・
25日19:15
うおおおお
ちょっと
うちら
ラルンガルゴンパにつけちゃったよ
どうしよう
え、うそ?!?!
こんな突然?!?!
とゆう訳わからない気持ちで
車は中の駐車場に進んで行く
入る時に最後の簡易検問ポイントっぽいがあったので
うちらはいざ捕まった場合に備えて
必殺、寝てるフリ!!
でも、無事特に何かをチェックされることなく
スルー。
こうして無事駐車場にたどり着き
私たちは車を降りた
周りには意外にも中国人の観光客が多くて
かなり派手な服装だったので
別に私たちも浮いたりはしてなかった(はず)
でも、ここで捕まるとやばいので
怖くて一言も言葉を発しなかった
ただ無言で
ドライバーBが私たちの荷物を持ってくれて
ラルンガルゴンパの中腹に
バスで向かうことになった
バスは一人3元
とりあえずバスに乗り込んだ
まだ明るい時間帯にラルンガルゴンパに
到着するなんて想定してなかったし
そもそも、こんなバスがあること自体
知らなかったし周りは中国人だらけで
どこに私服警官がいるかわからないから
相当緊張した
けど、このバスに乗って
どんどん上に上がって行った時
今まで夢見てきた
あの赤い家々が
突然、見えてきた
ずーっと思い描いていた赤い家たちが
どんどん近づいてくる
このバスに乗っていた時のあの感動を
どう伝えたらいいのか
この瞬間が一番
緊張と興奮と感動とが入り混じった瞬間だった
声を出すことはできない
けど、あの景色が
確かに夢にまで見たあの景色が
私達の目の前に
広がってる
絶対に声をだしてはいけない
あの瞬間に感じた
どうしようもない興奮
心臓の音が漏れるんじゃないかって不安になる
小説にありそうな感覚。笑
そしてエミレーツは
そんな興奮と緊張とで
気持ちが高まりまくってる中
さらに、尿意と戦っていた!!!笑
もう見えてきた瞬間に
感動で漏らしそうなうちらだったけど
とにかく黙って上を目指さなければいけなくて
色々やばかったw
そしてバスが上に到着した瞬間にまずは
夢のラルンガルゴンパに到着して
真っ先にエミレーツは
トイレに走りだした!笑
もう、ほんと面白いやつだぜ相棒
そしてドライバーBは
通りすがりの尼さんたちとなにやら話をしていて
しばらくして話が落ち着いたみたいだった
私とドライバーBは言葉が通じないので
ルーホーにいた英語が話せる人に電話を繋いで
通訳してもらったところ
「ドライバーBが交渉して
お前達二人は、これから尼さんの家に
2晩泊めてもらえることになったぞ。
これで、ミッション成功だ!やったな!
費用は1000元をドライバーに渡してくれ。
尼さん家の宿泊代は特になし、ただだ。」
おおおおお
私達、本当に
ラルンガルゴンパについたんだ。。。
しかも、まさかのホテルじゃなくて
尼さんのお家に泊めてもらえるなんて
なんとゆう奇跡。。。
ホテルだと公安に
日本人がいるって通報される可能性もあるって話だったし
せっかくここまできて
尼さんのお家でお世話になれるなんて
本当に夢のよう
ドライバーBに
てんこ盛りの感謝を伝えた
チベット語でありがとうは
カーディンチェーとか
クワァディンチぃーとか
クゥァデンチィーとかそんな感じ
(ブータンとはちょっと発音が違うっぽかった)
そして交渉が終わったらちょうど
トイレに直行してたエミレーツが帰ってきました
そんなエミレーツは
ようやく夢のラルンガルゴンパに到着して
この景色を自分の目で見ることができて
トイレから帰ってきた彼女は
泣いていた。笑
エミレーーーツ!!!!!
私もまだ本当に辿り着いたのか
実感が湧かない中
エミレーツの涙をみて
うん、多分私達
導かれてここまで来れたんだって思った。
ドライバーBとそこでグッバイしたら
突然
その私たちを泊めてくれるとゆう
尼さんお二人が
私たちの荷物を持ってくれた
いやいやいやいや!
泊めていただけるだけで
大変ありがたいので
荷物自分で持ちます!と言ったけど
バカ言ってんじゃないよ
って感じで
スタスタと私たちの荷物を運んでくれてしまった。。。
ホテルでもないのに
突然私たちを泊めてくれることになって
荷物まで運んでくれるなんて
なんとゆう優しさ
尼さんのお家にたどり着くと
まぁまぁお座りなさいと
フカフカの座布団に座らせてくれて
このとき食べた杏だか枇杷だかが
すごーく甘くて
ラダックで食べた桃みたいな杏だった
尼さんのお家は昔ながらの
炭で温める暖炉のようなものがあって
この日、私たちがついた時には
町中が停電してたのでこれで料理をふるまってくれた
言葉は通じないけれど
私たちに色々ともてなしてくれて
きな粉みたいなのとバターとを混ぜて
山間部ではこうやって
カロリーをとって元気出してるんだなぁって
この蕎麦
嘘みたいですが
私が人生で食べた中で
イッチバン、おいしかった。
尼さんが作ってくれた
とゆうありがたさと
辿り着けた興奮
そして一つ一つ丁寧に作られてる味
四川の独特の風味と美味しい油
ありがとう尼さん
ありがとう。
色々と聞いてみたいこと
お話ししたいことはあるんだけど
いかんせん言葉が全く通じないから
ただお互い
身振り手振り
そして表情で感情を伝えるしかない
いつも節約して暮らしているだろうに
私たちにたくさんおもてなししてくれた
ありがたや。。。涙
みんなでお蕎麦頂いて
コップとか、木とかをチベット語で
なんてゆうか教えてもらったりして
言葉は通じないんだけど、違う何かが通じられた時間だった。
夜、電気が復活した。
私達はトイレに行きたいと言ったら
尼さんが近くの工事現場で
野ションでいいわよ
みたいな感じで連れてってくれて
尼さんと一緒に
ラルンガルゴンパの夜景をみながら
野ションした。。。。。。笑
こんな贅沢な野ション
一生ない
間違いなく、人生最高の野ション。笑(すみません。。w)
尼さんたちのお名前も
年齢も分からない
それなのに私たちを泊めて
もてなしてくれることに
最大限の感謝を伝えて
今日は寝ることにしました。
AM4:00に成都を出て
PM7:30にラルンガルゴンパに
たった15時間ちょいで到着して
尼さんの家に泊めてもらえるとか
なんかもう奇跡すぎて
信じられない
でも確かに、うちらは
ラルンガルゴンパにいた
うん、多分これって
夢じゃない
明日朝起きても
この夢が覚めていませんように